第36章 アートの時間
今日から、夏服か。
朝 真新しい夏服に袖を通していたら、蝉の鳴き声がきこえてきた。
もう本格的に夏が始まるんだな…
それにしても、女子は夏服になるとリボンになるんだよな。
…めんどくせぇし、つけなくていいか。
俺は男装しているときに来ていたパーカーを腰にまいて
鞄を持ち、外にでる。
まあ、パーカーを腰に巻く意味なんてとくにないけどな。
ちなみに、俺は一人暮らしだ。
一人暮らしは楽でいいよな、まあめんどくさいときもあるけど
駅に向かう中で、渚を発見する。
光「よ!渚!!おはよ!!」
そう言うって渚の肩を叩くと、渚はこちらを向いて
微笑みながら
渚「あ、おはよう光」
と言った。
うわ…天使かよ。かわいすぎるだろ。
俺達は二人で学校に向かいながら会話をする。
光「つーか、もう7月だぜ?一学期も もう終わりそうだってのに
全然殺せそうにないよな。」
渚「うん…でもまだまだ八ヶ月もあるし じっくりと殺す方法を考えていこう」
光「そうだな。俺らの暗殺技術も上げていかねーと!」
と、中学生のあるまじき会話をしている。
傍からこの会話を聞いてたら、たぶんビビるよな。