第28章 転校生の時間・二時間目
そんなとき、赤羽が
カルマ「ねぇ、イトナ君。ちょっと気になったんだけど…今、外から手ぶらで
入って来たよね。外 どしゃ降りの雨なのに…なんでイトナ君 一滴たりとも
濡れてないの?」
と、イトナに話しかけた。
光「そう言われてみれば、そうだな…傘も持っていないし。」
そう言って俺は赤羽に少し便乗してみた。
すると、イトナはきょろきょろと周りを見渡し
イトナ「………おまえらは、たぶん このクラスで1.2番目に強い。」
と 立ち上がりながら言い、俺と赤羽の頭を撫でた。
そして何故か 赤羽の頭から手を離し、俺の方を向いて
イトナ「けど安心しろ。俺より弱いから…俺はおまえを殺さない。」
そう言って、俺とイトナの顔の距離が10cmも無いくらい イトナは俺の顔に
近づいて頭をわしゃわしゃと撫でていた。
は!?なんで俺!?
つーか、よく見るとイトナって目がくりくりしてて、美形だな!!