第23章 湿気の時間
季節は過ぎ__今は6月、梅雨の季節だ。
雨はあまり嫌いじゃない。
静かで綺麗だ。
そんな中、この教室の真ん中に立つ 俺達の担任は
全員((((なんか大きいぞ))))
そう、なぜか殺せんせーの頭が異常にデカイのだ。
みんな気になって授業を聞く気にもなれない。
すると律が
律「殺せんせー、33%ほど巨大化した頭部についてご説明を。」
と、言った。
よく聞いてくれたぜ 律!!
気になって仕方なかったぜ!!
殺せんせー「ああ、水分を吸ってふやけました。湿度が高いので。」
全員「「「「生米みてーだな!!」」」」
殺せんせー「雨粒は全部避けて登校したんですが、
湿気はどうにもなりません。」
そう言って殺せんせーは自分の顔を絞った。
光「まぁ、E組のボロ校舎じゃ仕方ねーけどな。」
さっきから雨漏りが凄い。
木村「エアコンでベスト湿度の本校舎が羨ましーわ。」
だよなぁ…エアコンぐらいE組にもつけてくれたって良いのに。