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銀蛇鳥姫物語
第13章 銀蛇鳥姫物語 第13話
(ま、さか…―)
背筋が凍った。
さっきの虚とかいう化物かもしれない―
どうしよう…そう思っただけで金縛りの様に体は固まり、
手足も震えて逃げようにもまた動けなくなってしまった。
『…ち……市丸…ッ』
脳裏に過ったのは…市丸のあの笑顔だった。
涙を流しながら耳を塞ぎ、恐怖を掻き消すように市丸の名を呼び続けた。
『………市丸、市丸ッ…!』
ギイッ…―
音を立てて扉が開いた。
to be continued→
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