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銀蛇鳥姫物語
第12章 銀蛇鳥姫物語 第12話
『………ッ…』
姫雫の苦しそうな表情でしっかりと息が出来てないコトに気付き
名残惜しそうに銀の糸を引かせ、唇を離してやった。
市「…ッん…はぁッ…はぁ……ちょお…姫雫…?…大丈夫か?」
ガクンと項垂た姫雫。
頬は紅潮しており息も荒いままだった。
頬をペチペチと叩いたり揺らしたりして起こしても返事がない。
どうやら気を失ってしまったようだ。
市「う、うそー…今のだけで?」
.
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