第1章 銀蛇鳥姫物語 第1話
父親はある会社の社長で他社を圧倒する凄い会社だった。
しかし、父親のせいで潰れた会社の元社員がずっと父親の事を怨んでいて、ソイツに両親は殺された。
姫雫は丁度良く出掛けていて助かったのだ。
親も兄弟も居ない天涯孤独になった姫雫は運が悪かったのか、それとも殺されなかっただけ運が良かったのか。
別に両親嫌っていた訳ではなかったけど、悲しみもなく涙も出なかった。
金を残しておいてくれた事にはとても感謝していた。
こうして一人で静かに生活出来るんだから。
今では姫雫は高校生。
もう家事全般はお手の物だった。
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