第7章 銀蛇鳥姫物語 第7話
市丸の霊圧が小さくなるのを背中で感じながら東仙が口を開いた。
東「藍染様、良いのですか?あの様な…不気味な娘を虚夜宮に入れて…」
藍「要、そう怒らないでくれよ…」
天を仰ぎ、ゆっくりと息を吸い込んだ。
藍「…おかしいとは思わないかい、要。
“何の力も持たない人間”が虚に襲われて、私達が近付いても平然としていた…
それに…私達と対等に話す事も出来たんだ……あの顔、何処かで見た気がしてね…クスッ…まぁいい…」
藍染はゆっくりと東仙に目を移す。
なんとも穏やかな目で、それでいて威圧的な目で。
藍「あとからじっくり調べるとしよう…手伝ってくれるね、要」
東「…仰せのままに」
意味深な言葉を並べ、不適な笑みを浮かべるは…虚圏の王・藍染惣右介。
姫雫はどうなってしまうのか?
そして、姫雫は一体何者なのか…?
to be continued→