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銀蛇鳥姫物語
第3章 銀蛇鳥姫物語 第3話
まるで時が止まっている様に感じた。
羽織の様な白の服を靡かせて現れた男。
辺りが暗いせいでより一層、月明かりに照らされて光る銀髪。
つり上がった目尻と口角。
端正な顔立ちで、低く甘く優しい声。
話し方は関西独特のイントネーションの付け方だった。
チン、と刀を鞘に納め、こちらに近付いてきて優しく頭を撫でてくれた。
そして、立てるか?と手を差し伸べてきた。
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