• テキストサイズ

[R18]ハイキュー!!(裏短編集)

第4章 大きいね【牛島 若利】




3度目のデート…
私たちは水族館に遊びに来ていた。


彼の練習や、私の仕事のため、
時間がなかなか作れず、
お見合いから半年が経っていた。


友達以上恋人未満な関係が
こんなにも続いたのは初めてだった。

(この関係はこの関係で、
何だか新鮮なのよね…)


ぼーっとそんなことを考えていると

「〇〇さん、
ソフトクリームが…汗」

急に現実に引き戻される。

若利くんが指さす方向には
私の右手のコーンから
垂れていくソフトクリーム…


『あぁ!大変!』


急いで食べようとすると
ガシッと腕を掴まれて


「パクッ!!!」

と若利くんの一口で
ソフトクリームが
目の前から消える。

『えっ!?//』

余りの早業にビックリしていると

「こっちも…」

レロォ…

と、アイスの着いた手まで
舐められる

『へっ!?//』


私は放心状態…


「はぁ…間に合った…」


と、まるで反射的に
動いてしまったと言わんばかりの
若利くん。

そして、自分のした事に
焦り始める。


「あ、すいません…//
全部食べてしまって…//

それに、俺…凄いこと…//」


『あぁ、いいのいいの!
私が悪いんだし…汗//』


放心状態から帰ってきて
もう、お互い焦るしかない…


(恥ずかしくて、
今日はもう目を合わせられない…//)


その後は、
イルカショーや、
ペンギンのおやつタイムなどを見たりして
普通にデートを楽しんだ。


そろそろ帰りましょうか…
と、水族館を出た瞬間


ポツポツ…


と雨が降り出した。


『ヤバい!雨だ…』


夏だから寒くはないけど…
車もないし、タクシーもこの辺いないし、
駅向かってたらびしょ濡れになるし
どうしよう…汗
(あ!でもここからだったら……)

「俺、タクシー探してきますよ!」

走り出そうとする若利くんを呼び止めて

『私が一人暮らし用で
借りてるマンションが
ここの近くにあるからそっち行こう?』

と、提案する。

「…は、はいっ!

それより、〇〇さん、
これ羽織ってください!//」


賛同してくれた若利くんは私の肩に
自分の腰に巻いていたシャツを
掛けてくれる。


『あ、ありがとう…//』






/ 116ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp