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[R18]ハイキュー!!(裏短編集)

第4章 大きいね【牛島 若利】




「頭をお上げになってください。

こちらこそ…
よろしくお願い致します。」


頭を下げる私に優しく
語りかけてくれるのは
お見合い相手のお祖母様。

そして、
隣に正座しているのは

「初めまして。
牛島 若利と申します。」

大きな体に
鷲のような威圧感を持つ
私のお見合い相手だった。

『よろしくお願い致します。』

何とか笑顔で答えたが、

(こ、怖いんですけど……)

内心、穏やかではなかった。


30分後-


後はおふたりで…
なんて、うちの両親と
牛島さんのお祖母様は席を立たれ、
私たちは2人きりになってしまった。


『あ、あのぅ…』

「なんでしょう?」

『牛島さんは、
何かスポーツをされているの?
体つきが良いように見えるのですが…』

「あ、はい。
俺はバレーボールをやっています。」

『まぁ!!…バレーですか!!
だから背も高いのね!!』

私は知っているスポーツで
少し安心して声が大きくなってしまった。

(ラグビーやハンドボールなんて
言われたら
話についてけなかったかも……)


「…//」


やだ、はしゃぎすぎて
引かれてしまったかも…//


『あ、私ったら…
ごめんなさ…』


「あの…□□さん、
あなたの事を〇〇さんと呼んでも
よいでしょうか?」


はしゃぎすぎたことを
謝ろうとすると、
意外な質問が飛んできた。


『な、名前…は何でもいいですよ?
呼び捨てでも…//』


「い、いえ、…
一応年上の女性ですから、

そういう訳には…//」

そういうの、考えられるんだ…

『じゃあソレでいいです。…

私は…若利くん…て呼んでも?』


「は、はい!//」

見た目は大きいけど
やっぱり歳下なんだ…

(照れちゃって…可愛い//)


2人の第一印象は思ったよりも
良くて、何度か2人だけで会う約束をした。


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