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[R18]ハイキュー!!(裏短編集)

第8章 風邪【佐久早 聖臣】




『ーっ、放っておいてよ!』

ずっと自分の中にあったモヤモヤを
言い当てられたみたいで
つい八つ当たりをしてしまった。

すると、グイッと手を引かれて
抱きしめられる。

『っ!?!?//』

そして、

「お、俺じゃダメですか!?//」

なんて頬を赤く染めて
こんなことを言う。

『へっ!?///』

数年ぶりの求愛に
心が少し溶けてしまった。

ていうか、谷地ちゃんと
いい感じなんだと思ってた…

私は慌てて突き飛ばした。

ドンッ

彼は少し黙っていたが、

「…彼氏と別れて、
俺のところに来てください。

俺、待ってますから。」

と、言って部屋を出ていった。

私は何も回答できないまま
彼を見送った。

未だに聖臣からの返信はない。

心が揺れているのが分かる。

(どうしよう…
また、決められない…)

私は再びベッドに潜り込んだ。


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