• テキストサイズ

【忍たま】暗躍からの恋

第5章 任務の段




4・5・6年生は野外演習で昨日から留守。

くノ一教室は山本シナ先生の夜営演習で留守。

下級生は火器でも使わないと起きないだろうと、会議で決まった。






戦闘組の配置も決まった。


私は塀近くの茂み

敵が逃げようなどとしたらの場所だ。

その前に捕まってくれれば良いのだが…


学園長先生は非戦闘担当の先生達と隠れている。



学園長先生の意向は捕獲だ。


ーなるべく相手を傷つけるな!ー


そう言われても敵の出方による。



[来ます!]

矢羽音で分かり身を潜めると、現れたのは利吉くんが教えてくれた通りの小柄の男


音を立てず少し辺りを見渡し、庵を見ると消えた。

直ぐに音が聞こえるが私は動かない。


囮役の山田先生

障子から攻撃を仕掛けた日向先生と木下先生は足払いを受ける

厚着先生の苦無を苦無で叩き落とし

野村先生の手裏剣を避け

戸部先生の刀が男の右肩を斬ったが直ぐに距離を取った。



山田先生の声と敵である男の声がするが隠れててよく聞こえない。

何かを破く音が聞こえ、先生達の構えが見えた。



(このままでは逃げられる)




「確実に仕留めたいなら、火器を使えばどうだ?」


(そんなの使えば生徒達が起きてしまう。)


茂みから出たと同時に男に言い放った。

「その必要はない。」



/ 53ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp