第14章 媚薬
「んっ、ん~…」
私は再度カルマくんのを口に含んだ。
そしてさっきのが気持ちよかったんだと思い、まだ唾液で口の中をいっぱいにした。
「…んっ…ゴクッ…」
私がそうやってまた唾液を飲むと口の中に少し苦い味が広がった。
「っん…こりぇ…にゃに…?」(これ、なに?)
「っ…?どうかしたっの…?」
先ほどからかなり体をビクビクと震えさせているカルマくんの声はとても苦しそうだった。
自覚してないってことは…せーえきじゃないのかな…?でもとにかく早くしなきゃ。カルマくん…苦しそう…
「んっ…んぁ…ふぁ…」
私は何とか頑張ろうと口の中く入っているカルマくんのを舌で舐めた。
「っはぁ…!っ…!」
カルマくんは気持ちいいのかなんなのか声を荒げた。
「んっはぁ…ふぁ…んっ…ゴクッ…」
私は舐めて、たまった唾液を飲む。その行動を繰り返した。
そして繰り返す度に口の中に苦い味はより濃くなってきた。
「ふ…はぁ…んっ…」
「ぁあ…ダメだ…!望乃…出る…離れて…!」
「んっ…やぁっ…ん!」
私は離れるのが嫌だったので離れないようにカルマくんの体に抱き着いた。
「っえ?!ちょっ…!望乃!離れないと…!…っくぁ…!」
そう呻くと、さっきの苦い味よりももっと苦いものが口の中に広がった。
「っぅ…んっ…ぱぁっ…!」
私はさっきの苦いのがせーえきだと分かった。
そしてせーえきが全部で終わったと分かると口からカルマくんのを離した。
「っん…ゴクッ…」
「っわ!望乃!何してんの!」
「ふぇ…?」
私はキョトンとした顔をした。
「っはぁ…なんで…望乃…離れなかったの…」
「…離れたく…なかったから…?」
私は如何にも「当然でしょ?」みたいな顔をして言った。
「っ…/// そーゆーの…ずるい…///」
カルマくんは顔を赤らめていた。
「…?」
私はとりあえずこのままキスとかをするとカルマくんが苦い味を飲むことになるなと思い、口の周りに少しついているせーえきをきれいに舐めた。
「っ…何してるの…///」
顔を赤らめたままこっちを見た。
「綺麗にしてるの」
私は口の周りをペロペロ舐めながら答えた。
「…っ」
舐め終わってチラッとカルマ君のほうを見るとなんだかムスッとしていた。
「…?どうしたの?」
「…やられてばっか…っ!」