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【暗殺教室】ドSカルマくんとの暗殺生活

第9章 イリーナ・イエラビッチ


――ババババァン!

いきなり大きな銃声がした。

「?!」

なにが起きたのか分からず、みんな困惑している。

(こ、殺せんせー…?ま、まさか…)

私は思わず倉庫へと足を進めた。

「待て!市ノ瀬さん!」

烏間先生が私の手首を掴んだ。

「だ、だって…」

「危ないから銃声がやむまで待て!」

「で、でも…!」

あれ?

私はなんで殺せんせーにこんなに感情移入しているんだ…?

もしかして、殺せんせーのことを信頼し始めているのか…?

あれほど先生という存在に絶望したのに?
あれほど先生という存在が憎かったのに?

そんなはずはない。

だって…私は殺したい。

E組のみんなで…殺したい。

そうだ、だからあの女に殺されたくないのか。

「いやぁああああ!」

「「?!」」

女性の悲鳴が聞こえた。多分あの女だろう。

と同時に異様なヌルヌル音が聞こえた。

「いやぁ、あぁ…」

「・・・汗」

いやらしい声が聞こえ、みんなが固まる。

「めっちゃ執拗にヌルヌルされてるぞ!」

「行ってみようぜ!」

前原くんがそういうとみんなついて行った。

烏間先生も私の手を離してくれたのでついて行った。

「殺せんせー!」

渚くんが最初に声をかけた。

(よかった…生きてる…)

これでE組のみんなで殺せる…。

「おっぱいは?!」

「いやぁ、もう少し楽しみたかったですが…皆さんとの授業の方が楽しみですから」

「な、中で何があったんですか…?」

すると…

「あぁ!ビッチ姉さんが健康的でレトロな服にされているぅ?!」

ビッチ姉さんが目を上向けにしてフラフラと歩いてきた。

「ま、まさか…わずか1分であんなことされるなんて…」

(えっ…何されたの…)

「肩と腰のコリをほぐされて…オイルでリンパと小顔のマッサージされて…早着替えさせられて…その上ヌルヌルと触手であんなことされるなんて…」

「「どんなことだ?!」」

「…殺せんせー何したの…?」

「さぁねぇ…大人には大人の手入れがありますから…」

「悪い大人の顔だ!」

殺せんせーは顔色を真っ白に染め、真顔だった…
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