ハン×ハン《 刻まれる時の中の...》~恋愛物語~
第7章 ヒコウセン×ノ×トーク
メ「貴女は何系?」
「え...念、ですか?」
メ「そうよ」
サ「そう簡単に念の事を話すのは、敵に弱味をさらけ出すようなものですが?」
メ「え~...じゃあ、ハンターになってどうしたいの?」
「え...」
(考えてない...)
今まで両親のようになりたいと、必死に特訓をしてきた
ハンターになった後の事なんて、考えてなかったよ...
「えっと...特にない、です...」
ブ「メンチ、そう小さい子に答えを急かすもんじゃないよ」
メ「え~これもダメ~?可愛い女の子いたし、なんか話したいと思って連れてきたのに...」
サ「なぜハンターになりたいか、等とはどうでしょうか?」
「あ...それなら」
メ「なんでなんで?」
ブ「メンチ」
メ「...はい」
「ふふ...私は、両親がハンターなんです」
サ「両親がハンター...あり得なくもないケースですね。そして、その二人に憧れてハンターになりたい、と...そういうことですか?」
「はい」
メ「やっぱ、両親の面影って強く残るよね...で、両親みたいになりたい、って思う...」
ブ「だから【ハンター】っていうのを、具体的に知らないわけなの?」
その言葉に、思わず苦笑いをする
「お恥ずかしながら...///」
メ「じゃあ、美食ハンターっていうのはどう?美味しいもの、この世界には数えきれないほどあるのよ!!」
ブ「新しいものを見つけたとき、お腹がぐぅ~って鳴るんだよね♪」
「...あの、それはちょっと違うんじゃ...?」
サ「遺跡ハンター、賞金首ハンター、契約ハンター、難病ハンター...他にも数えきれないほどのハンターがあります」
(聞いたことないのばっかり...(汗))
メ「ま、どこにも属してないハンターだっているんだし、焦ることはないわよ」
「あ、はい...」
ブ「さっき無理矢理聞き出そうとしてたのだ~れだ?」
メ「無理矢理じゃないわよ!」
サ「お二人とも。お客さんは未だ帰っていませんよ」
「あ、気にしなくても大丈夫です」
(こんな側に居られて、お話しできただけで凄く嬉しい...!!)