ハン×ハン《 刻まれる時の中の...》~恋愛物語~
第5章 メンチ×ト×リョウリ
「あっ...!!」
『ビュォオオオオオッッ』
大きな風が起こり、受験者の皆が浮かんでくる
ゴンやキルア、クラピカやレオリオ、そしてトヒロたちが楽しそうな笑顔を見せつけてくる
「これがクモワシの卵...」
クモ=蜘蛛
クラピカが激情にかられないか心配だったけど、やっぱり大丈夫だし幻影旅団本体じゃないとダメなのかな...?
ク「私の顔になにかついているか?」
「あっ...ううん!何でもないよ!!//」
うわ~やっちゃった...
人の顔をじろじろ見るもんじゃないよね...(汗)
ク「これが食べたいのか?」
「え、なに...ん?」
口に卵をちぎって入れられる
その瞬間、とろけるような甘さが口の中に広がる
「美味しい...!!」
ク「だろう?」
キ「俺のも食べるか?」
キルアが私に食べかけの卵を渡す
「え...でもこれじゃ...」
間接キス.../////
キ「俺は気にしない!...ってか、してくれた方が嬉しいし...(めっちゃ小声)」
「私が気にするもん!!」
すると、キルアが悪戯っ子のように笑う
キ「だったら口移しで食べさせてやろうか?」
私・ク「なっ...!?///」
口移しって...キスじゃん!!///
ト「おいおい。あんまりルイをいぢめてやるな...ほれ、俺とキルアとレオリオとゴンの分」
いつのまにかトヒロが四つの卵の塊を持っていた
キ「は!?いつ取ったんだよ!?」
レ「俺の分返しやがれ!!」
ゴ「俺は別に良いよ」
ト「ったく...ギャーギャーうるさいなぁ...ほら、早く!」
トヒロがグイッと私に卵を差し出す
「あ、ありがとう、みんな...///」
全「......///(可愛いな~)」
メ「ここ、試験の途中から思ってたけど、協力プレーが良いわね」
「メンチさん!?」
メンチさんがすぐ後ろに立っていた
メ「聞いてなかったわね。あなたの名前は?」
「あ...ルイ、ルイですっ!!」
メ「そう、ルイ...あなた、あとで私とお話ししましょうよ♪」
「...え...?」