• テキストサイズ

ハン×ハン《 刻まれる時の中の...》~恋愛物語~

第3章 ピエロ×ト×キジュツシ



......



............



意識が戻ったとき、私はトヒロに両腕を押さえられて木に押し付けられていた



「トヒロ!?」



「あ~やっと戻った(ほっ)」



トヒロが両腕を離したときに見えたのは、首を擦りながら座っているゴンとそれに添うクラピカだった



私はすぐに、居なくなった仲間を思った



「レオリオは...?」



「あいつは無事にヒソカに運ばれてる。殺される心配はないさ。やつはヒソカの試験に合格したからな」



(ヒソカってピエロさんの事だよね?)



試験とは、あの男の人たちに言っていた言葉だ



「合格って...?」



「おそらく、将来性を感じたんだ。今はあんなんでも、きっと将来すごい念の使い手になるんじゃないか?」



「そっか...ゴンはどうしたの?」



トヒロはそれを聞くと苦笑いをした



「お前が自分を操作して強くなったのに、ヒソカはそれを割と普通に止めちゃってさ...」



「嘘!!」



(だって、あれはほぼ私の限界モードになるんだよ!?だったら、ヒソカって人に私が敵うはずないじゃない!!!)



「んで、隙あるかと思って攻撃したゴンが首締めをくらった、と...」



「わ...」



首締めって...(汗)



こうして生きてるんだから、ゴンも彼の試験に合格したのだろう



私はどうなんだろう?



「で、戻ってきた俺に、「手は出さないから、彼女を預かってくれる?◇」だってさw」



「充分自分の無力さを痛感しました(泣)」



「ルイ、大丈夫だった?」



ゴンはもう普通に立ち上がって私を見ていた



「うん。ゴンも首大丈夫?」



「うん。行きなりヒソカに突っ込んでいって捕まっちゃったから、心配したよ(にこっ)」



「ありがとう(にこっ)」



「(むすっ)」※トヒロ



「私は全く役に立てなかった...すまない」



クラピカが申し訳なさそうに言った



「全然気にしないよ。あんな強い人なんだもん(にこっ)」



「あ、あぁ...//」



「(むすっ)」※トヒロ



「だが、先頭集団とはぐれてしまった...どうする?」



「あ、それなら...」



「俺、わかるよ」



オーラを感じ取れないはずのゴンが手をあげた
/ 52ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp