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きみの名前を呼びたい

第3章 お姉ちゃん、登場


「ただいま」
「うぐっ!お帰り~!」家に帰ると、リビングでお姉ちゃんがシュークリームを食べていた。
小川楓花。湾岸高校の1年生。4月から2年生になる。
「卒業生代表、お疲れ。卒業式の後クラスの送別会だったでしょ?」
「うん。教室でね…。」私は、あの後、教室で三島くんに会ったけど、何気なく避けちゃった。
クラスの送別会の後、三島くんは吹奏楽部、私は、テニス部の卒業生を送る会に出たから、帰りも別々で、あれから話してない。
「お姉ちゃん、その大量のシュークリーム、どうしたの?」
「隣の市川さんが持ってきてくれた。」
「蘭、お帰り!もう楓花ったら蘭が帰ってくるまで、食べちゃいけないって言ったでしょ!」
ママが怒鳴りながら、言った。
「ごめんなさい。」
その時…お姉ちゃんの携帯がなってメールを確認した。
「私…ちょっと出てくるね。」
「今から?どこに行くんだ?」
「公園。すぐ戻る。」

ママはキッチンで夕御飯の支度を再開して…パパと二人でリビングに取り残される。
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