第3章 見守るのは斜め後ろから。。
「そろそろつくぞ!
降りるやつは支度しろ!」
隣にいたペンギンさん…
じゃなくて、ペンギンが
近づく島を見計らって乗組員たちに叫んだ。
普通ローが言うことなんじゃないの?
まったく…大事なとこで適当なんだから…
「プリンセスは…そっか、降りれないかったな。
まぁ、降りない方が…こっちにとっても」
「おりますけどなにか?」
なんなんだ
さっきから降りるな降りるなってー。
「…降りない方がいいと思うぞ?
見る目が、かわっちまうかも…」
「そんなの構わないから。
もう。先降りる。」
そういってあと少しでつくのに
私はフライングで降りた。
「あ、プリンセス!待て!」
「今のペンギン…なんか嫌い。」
そう言った。