第4章 秘密はいつかばれる。
「っ」
甲板に出るとそこには
ローと例の女がリアと向き合っていた。
ちょうど会ったようだ。
「…ミューゼさん…答えは決まりましたか?」
「えぇ…決まったわ。」
「そうですか。わかりました。」
答え?
なんの話をしているんだ?
「ローさん、私はこの船にいれません。」
リアの闇のそこのような目が、
一瞬うらんだ気がした。
「……」
ローはなにも言わない。
「おい、ロー…」
「ペンギン、今までほんとにありがとう。」
そうしておりようとした瞬間、
「゛ROOM゛「させませんよ。」」
ローが閉じ込める前に、
リアが棘の弦でローを縛った。