第3章 見守るのは斜め後ろから。。
「ん?なによみんなしてそんなに見て…
間違ってる?」
みんなは私の言葉に驚い口をパクパクさせたり、
動揺して慌てたりしている。
「いや、盛りっていうかその、「違うの?」」
なんで認めないんだろ?
自分がいいと思ってやってるんでしょ?
「キッドがいってたよ?
男は誰でもそうだって。
仕方ないんだって。
だから私はなにも言わないよ。
だってなにをするにしても貴方たちの人生だもん。」
だから私はローのことも仕方ないって思っておくことにしてる。
「でもね、誰かがその事実を知って、傷付くかもしれない。
誰かが、本当のことを隠してるかもしれない。
自分がよくても、自分の代わりに傷ついてくれている人もいるんだよ。」
こんなふうに言うつもりはないけど、
口が勝手に動く。
「なんてね!ごめん!口だしすぎた!
あ、おかわりいい?」
コックさんにおかわりを求めた。
そのときの皆のかおは見れなくて、
ただ、私も今日は降りようと思った。