第3章 見守るのは斜め後ろから。。
「それならお前だってそうだろ。
俺のことを信用してる。な?」
そうだけど、
それとこれとは意味が違う気がするけど…
「だから安心しろ。
俺らは、お前を一人になんかさせねぇよ。」
一人…
そうだ私はずっと一人だった。
そこにローがいつのまにかいて、
そしてローがいなくなった。
また一人になった。
「ったく、だからそんな泣きそうな顔すんなよ!」
「泣いてない!
もう!そんなガシガシしないでよ!」
頭をなでくりまわすペンギンを
私は見上げる。
そこには優しい笑顔のペンギンがいて、
お兄ちゃんのような存在感でそこにいた。
「ペンギン…秘密にしてね?」
決心をして、
ペンギンに告げる。