第3章 見守るのは斜め後ろから。。
「はぁ…」
ずっと離すことはなく、
仕方なくベッドに入る。
すると女はすりすりと擦りよってきた。
「…私のこと…忘れちゃった?
…私は忘れてないのに……
私のこと…嫌いになった?」
ほんとに誰と勘違いしてるんだ。
海賊王やら忘れたやら嫌いやら
俺に聞いても意味ねぇだろうに。
だが、俺は俺なりに答えた。
「嫌いじゃねぇ。
だからほら、寝ろ。」
「へへへ…よかった。
私も大好き。」
「っ…
大好き、か…」
似合わねぇな、と笑う。
そうして俺も、
こいつの温かさに誘われ
眠りについた。
ローside~end~