第3章 見守るのは斜め後ろから。。
部屋に着いたのはいいものの、
そういえばベッドを用意はしてなかった。
まぁ用意する必要はないだろうと考えてはいたが
仕方ない。
こいつをベッドに寝かせるか…。
「今日だけだからな。」
そう言っても聞こえてないわけで。
静かにベッドにおろし、
顔をみつめた。
今ならこいつの顔が見れる。
意味わかんねぇ女の顔が。
女の目の前まで手はいく。
だが、なぜか俺は外せなかった。
「…やめた。
さて、寝るか…」
そう呟き、ベッドを離れようとした瞬間。
ぐいっ
手を引っ張られた。