• テキストサイズ

冷めたミントティー

第5章 Just a time to love ON




「今日にのなんかぼーっとしてない?」
目の前で新聞を読んでいた翔さんが俺に問いかける。

「そうですかね?」
「俺もそう思ったーー!!悩み事かい??」

はぐらかそうとしたが相葉さんがどこからか飛んできて俺の隣に勢いよく座る。
嵐はみんなほんとに人の異変に敏感だ。
ちょっとの事なら普段はそっとしてくれる事が多いが今日はそうでは無いようだ。

「なんか悩みあるなら力になるし、にののタイミングで言えよ?」
と、翔さん。
この人は普段ヘタレと呼んでしまうこともあるが大人だ。

「ありがとう。でも、まだ大丈夫だよ」
と、俺が言うと翔さんも相葉さんもにこっと柔らかく笑った。

そもそも朝もあの人は何も覚えてやしなくて、ぬぼーっと起きたかと思うと

「ん?あれ?...にのねてねぇの?今日収録だろ?」

と、呑気な事を言っていた。

こっちはそれどころじゃ無かったんですけど?

大野さんは起きてから一度着替えに帰らないとと言いお礼を言い帰って行った。
そのあまりに呆気のない終わりに少し苛立ちながらも自分も支度をして家を出た。
/ 45ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp