第4章 その少女は
「ぅぐっ...!」
左手が弾かれ、双剣の片割れが、遠くに飛んでしまった。左手に鈍痛が走る。幸い、血は出ていない。
「だから言ったんだ、お前、剣を使いこなせていないって。隙だらけ。」
「........う、や、喧しいっ!」(怒)
「あーあぁ、可愛い顔が台無しだぜ」←棒読み
(地味にウザイ....;)
どうしたものか。戦いを挑んだものの、かなり押されてる。どうしよう...この人、思っていた以上に強い。
「どうした?もう来ねぇのか?」
此処で負ける訳にはいかない。こんなところで.....!
私は右手を強く握り締めた。
その時、右手が、いや、右手の双剣が輝き出す。
「ぇ....?」
「へぇ、その双剣、魔力が溜まるんだな。ただの人間じゃねぇんだ、ラズン。しかし...」
男は剣を強く握る。その剣も輝き出す。
「初めてなんだ、それ。」