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第2章 雲一つなく晴











その日はよく晴れた気持ちのいい青空だった










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「天宮晴じゃ、仲良くしてやりなさい」




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アスマの父親でもある三代目火影が少女を木の葉に連れて来たのは、アスマがまだ4つ、5つの歳の頃だった







「俺はアスマってんだ!よろしくな」





『…フンっ!誰があんたなんかと…』







晴の口の悪さとこの性格はこの頃から健在で、三代目火影ですら手を焼いていたとか
しかしそこはアスマ、どんなに邪険にされよつとめげなかった…






いや、元々そんな細かいことは気にならない性格だったのだ





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「オーイ晴!団子食いに行こうぜ!」


『ハァ?何であんたと「良いから、行くぞ!ジジイがお前の分もって」


『それって…じいさんに遣い頼まれてんでしょ?私も手伝えってこと?』


「ま、まぁな、でもあそこの団子うまいだろ!」

『はぁ…しょうがないな…』



積極的で穏和なアスマは周りの誰より早く彼女と打ち解けていった…



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アスマと晴はいつも一緒

戦争孤児だった晴は、初めのうち人を寄せ付けないような雰囲気を纏っていたがアスマと打ち解け、少しずつ周りを受けれるようになり、「よい影響じゃ」と三代目もそんな彼女の様子にほっと胸をなで下ろしていた




隣に居ることが当たり前で、一緒に過ごすときを心地よく感じるようなっていった…





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