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第5章 繭
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「何よアンタッどこから入って
けっ警察呼ぶわよ!」
「土足で失礼」
日が沈む頃、
マンションのある部屋で
彼は現れた
「落ち着いて下さい軽部さん
僕もあまり事を荒立てたくない」
嫌な空気に女性は怯えている。
「警察なんか呼べば死人が出ますよ
駅前のカッフェで働いている軽部美園さん」
「アンタイカレてんの?」
その言葉に続き女性へと1歩、近づいていく
「気分の高揚がないと言えば嘘になる」
「ッ」
「貴女の瞳のセピア」
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