第1章 騒がしい同居生活。
二宮「……え、
あなた誰ですか」
いや、分かってはいるんだ
目の前の人は、そう、雅紀だ
――雅紀の、はずなんだけど…
雅紀「…どうしよう、なにこれ…」
雅紀のショートカットだった髪は肩まで伸びて
鍛えていたはずの体は柔らかそうにくびれている
そして一番目を引いたのが違和感のある大きな胸
二宮「…いや、なにそれ?なんのドッキリ?(笑)」
あんなの作り物でどうにでもなるだろう
だけど、今の状態がドッキリではないことは
雅紀の嘘のない真剣な顔が一番物語っていた
雅紀「朝…朝起きたら、なんか…!女の子みたいになってて…!」
二宮「そ、そんなことってあるんですか…?」
パニックなんだけどなにこれ?
雅紀「ね、ねぇ、これ病気じゃないよね?大丈夫だよね?」
二宮「病院……とか、行っても信じてもらえない、よな」
雅紀「あっ、えっ、どうしよ」
…慌てちゃだめだ、雅紀がもっとテンパる…。
二宮「……痛いとことかは?」
雅紀「おっぱいがキツイ」
二宮「うん…見えてるしな。…ブラとか、ないですよね」
雅紀「持ってないよぉ…」
ばんそうこう張るとかよくきくけどなぁ…やってみるか