誰よりも君で。heiji×kazuha恋物語【名探偵コナン】
第20章 新たな命 ー希望ー
大学卒業まであとわずか。そんなある朝のこと。
「うぐっ……」
和葉は突然の吐き気に襲われトイレに駆け込んだ。
「大丈夫か?」
トイレから出てくると銀司郎が心配して和葉に尋ねた。
「うん…大丈夫。ちょっと気持ち悪くなっただけ……」
タオルで口元を抑えながら和葉は言った。ここの所、体調が悪く吐き気に襲われることが多くなり少し微熱もあった。
「今日は大学休みやろ?父さんが病院連れてったるわ」
「ありがとう」
和葉は銀司郎と一緒に病院へ向かった。