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伝説の島 【ヘタリア】

第46章 3月21日


それから…

お腹の中の子供を預け(空間ごと)


聖気を、ある程度奪われ

邪気を体内へ取り込むことで

堕天しようとするケイト。


『予め言っておくが…


全てを清め、浄化する聖気とは違って


邪気は

全てを汚し、飲み込み

全てを食らい尽くそうとする。


そのものの精神までもな。


お前は、アンヌとの戦闘の時

聖気で相殺し続け

なおかつ、相手へ聖気を送り続けることで

相手の中の邪気も、全てを浄化して助けてみせた。


要するに

元に戻るための、必要最低限の聖気は必要となる。


そして…

それは、相手に悟られてはならない。


空間ごと無効化するほど

邪気を制御かつ圧縮できていれば

聖気がないと、相手の目をあざむける。


ここまではいいか?』

ケイト「うん。

じゃあ、さっさと始めよう。

時間も、そうないように感じる」

『ああ』


それから…

自身の中に巣食う闇&邪気の全てを

外へ出すと同時に、聖気を内に凝縮するケイト。


そうして…

起こったのは…

ケイト「っ!!;うっ!!」

全身を駆け巡る痛みだった…

ケイト((なるほど;

こりゃ激痛だ…(汗&震え)


でも…

また、失うことの痛みに比べりゃ…

(両親の死が、脳裏に浮かぶ)

(きっ)何でもねぇ!!))


しかし…

それは、終盤に近付けば近付くほど

体内が、内部から引き裂かれるような痛みを感じさせられ…


それと同時に

自然と皮膚が裂け、血まで出始めた。


ケイト((っ…あいつの言ってた通りだ…

(想像中)

『いいか?

自身から望んで堕天するのと

自身が自ら堕天するのと

その痛みは、天地もの差がある』

ケイト「?どういうこと?;(きょとん」

『自身が自ら堕天するのは

『心が、闇に支配された証』だ。


しかし、自身から望んでする場合には

心までは、闇に支配されていないため

闇になり切れず、矛盾した状態が生じる。


それに伴い

凄まじい苦痛が生じる。


廃人になっても、おかしくない激痛がな…』

ケイト「ふぅん。解った。

そんな痛みよりも大事だってこと、身をもって証明する(微笑」

『ああ。

それでこそ、お前だ(微笑』

(想像終了)

嬉しそうに微笑んでたな…

っ;…頑張らないとな…皆のためにも(微笑)))
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