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伝説の島 【ヘタリア】

第20章 部隊


ウェルソン「そんなこたぁ、わけねぇよ…

それよりも…ヴィッヒとソフィアを死なせちまった;;

それが、何よりもの心残りでなぁ;;(ぐすっ」

ケイト「そんなこと…;私が悪いんだ;

どっちも護りたいって想いは一緒だったのに…

私なんかのために死ぬことなんて…;」

ウェルソン「んなこと言うんじゃねぇよバカ!!

お前が大好きだから!大事だからそうしたんだ!!

お前が必死に、再び暴れようとする邪神から
俺たちを護ってくれたようにな!

だから胸を張れ!!生き抜け!!そうじゃなきゃ浮かばれるもんか!!!!」

日本「命を、とても大事に考えているのですね…」

ウェルソン「当たり前でぃ!!

ケイト…忘れるなよ。

皆、お前に生きてて欲しいんだ!!

お前が大事なんだ!!!

だから皆、あんなに泣きながら喜んでいたんだ!!!!

それだけは…死んでも忘れるんじゃねぇぞ!!!!!」

ケイトの肩を掴みながら
力一杯揺すり続けるウェルソン…

それは、とても想いがこもったものでした…


それに対して、うつむくケイトに


日本「ケイトさん…大丈夫ですよ。

ヴィッヒさんも、ソフィアさんも、皆…

あなたのことを…悪いとは思っていませんよ」


ケイト「…うん(頷く)…私も、そう思うよ

だからウェルソン、そっちも悪くない。

どっちが悪いとか、そんなの関係ないんだ。

それごと大事なんだ。

それがあるから、今があるんだ

だから…一緒に、もう二度と繰り返させないようにしよう!

皆が、
生まれてきて

ここで生活できて

『本当によかった』って
思えるようにしよう!


そうしなきゃ…
無駄にしてるみたいでいやじゃんか」

そう苦しげに笑いながら、手を差し伸ばすケイトと…

それに、満足そうに頷いて手を取るウェルソン…

それを見ながら、
とても頼もしそうな目を向ける日本でしたとさ…
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