第1章 短編集
『ねぇ、ちょっと離れてよ…;』
「やだ。」
コノハは私をハグしたままずぅーっと離れない。
ちょっと痛い。
『今忙しいんだけどなー…』
「それがどうしたの?」
『っ…』
コノハはさわさわと身体のどこかしらを触ってくる。
『ちょっt「おい。」
私達の真後ろに目つきの悪いクロハが立っていた
何この人怖い
『えーっと、これは…その…』
「はぁ…クロハ、何でこういう時に来るの?
と良い事してたのn『してないよ!!』
「コノハ、お前…俺の知らないとこでそんなことしてんのk『してないってば!!』
どっちも誤解し過ぎじゃない…?
と思っていると、クロハが私の肩に腕を回してきた。
耳の近くで何かを囁いた。
「コノハよりも俺の方がお前を気持ち良くできる。
なぁ、それでもコノハを選ぶのかよ。」
『え、えぇっと…;』
私はゾッとした。
「気持ち良くできる。」その言葉に。
あぁ、今の私はヤバいほど震えているだろうに…
「あ、顔赤い。」
『…ふぇ!?』
「ふふっ、可愛いー」
いつの間にか笑ってるコノハも真横に居た。
あぁ…変な声出しちゃったよ私…ハハ…(赤面)
ハッ!赤面してる場合じゃない!ここは一旦…!
『あ、あのぉ、クロハそろそろ離してくれないk「無理。」
『…』
そ、即答されたァーッ!!ど、どど、どうする私…!!
コノハも私の肩に腕回してくるし…
「ねぇ。『はいぃ!;』
「…その…僕もを気持ち良くできる…よ。
それなのに、クロハを選ぶの…?」
不安そうな顔で見つめてくる。…なんて可愛いんだ。
…じゃなくて!!
「、どっちか選べよ。」
「、どっち…?選んで。」
…どうしよ…クロハは離せと言ったら無理で返されるし…
コノハは離せって言ったら…何か凄く落ち込みそうで可哀想だし…
…あぁー!!もうどうにでもなれぇぇぇぇぇぇぇぇ!!
「俺だよな?」
「僕だよね?」