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青春のノスタルジー

第19章 繋がり


中に入った渋谷さんは、唖然としていた。

渋谷「こ、これは...」

私は得意気にいった。

「すごいでしょう!」

渋谷「誰も居らへんやん」

驚ぎすぎて笑ってる彼に、私は話を続けた。

「ここは、親子動物園なんです、だから土曜日、日曜日なら多いんですけど、平日はこんな感じなんです、
ここなら、ゆっくり出来るかなぁって....」


渋谷「なるほどな」

そう笑うと、私の頭を軽く撫でながら微笑んだ

また、胸が痛くなった。


渋谷「いくで」

「....はぃ」

私は赤い顔で返事をした。

すると渋谷さんは、突然に私の手をそっと握った。


えっ?


そして、ゆっくりと自分の服を掴ませてくれた


渋谷「手を繋ぐんは、照れくさいからここを握っとれ...」

そう言うと、恥ずかしそうに歩きだした、


「...いいんですか?」

私はどきまぎしながら言うと


渋谷「なん?デートやろ」

嬉しそうに笑ってくれたのです。





渋谷さん.....

どっちなんですか?

貴方の気持ちは?


でも、こうして少しでも繋がってるって

幸せです....

絶対に離れる繋がりであっても...

服なのに手が熱いんですよ...

貴方に繋がってる手が....



私の気持ちは、今日だけの夢にときめきを感じていたのです。



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