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Dye D?

第26章 7人目


大倉「......なぜ、なぜ腐っていくんだ」

大倉は心配そうに私の傷口を握りしめた。

キズが傷み、私の腕に激痛が走る。
キズはドンドン広がっていた。

「大倉さん....」

このまま私は腐って死んでしまうのか、
不安でどうにかなりそうだった。

大倉「みんなの所へ行こう、」

大倉は私を不安にさせないように微笑みながら、
私をさっと抱き抱え、走り出した。

大倉「大丈夫、必ず助けるから、今度こそ...」

大倉は何度も私にそう言いながら走った。

私はその声を聞きながら、知らない間に
痛みで意識を失っていた。

大倉は必死で走り、
みんなの居る部屋の重い扉を
手を使うことなく開けた。


ギイイ、と軋んだ音を立てて扉が開いた


丸山「!」

大倉の姿に驚いた丸山。

錦戸「…………」

ばつが悪そうに背を向ける錦戸

安田「えっ、その女、どなんしたん?喰ったん?」

安田は、
大倉の腕に抱かれている私の意識がないのを知ると
言った。

大倉「殺してない、ただ、腕が…」

震える声でそう言って、
ゲストをソファに寝かせる

大倉「また、僕のせいで……」

大倉の瞳に涙がたまる。


?『.........な、何でや、何でやねん、何で腐ってきてるん?せっかく、この呪いから解き放たれる時が来たのに.....』

みんなは一斉にその声の主を見た。
声の主はふらふらと歩き、寝かされてるゲストに近づき腕を見ると涙を流した。

横山「裏切り者はお前やったんか?」

横山は静かに言った。
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