第6章 メガネと存在感
〜菅原 side〜
暦
「メガネしてないけど鳴宮だよ!覚えてよ⁉︎」
半ばキレ気味な鳴宮が、首を傾げてる影山にビシッと指をさした。
影山
「?(どっかで見たような…)」
暦
「『誰だ?』には傷付いた!(涙」
ついには半泣きになってる。
菅原
「まあまあ、落ち着けって…鳴宮が昨日までとあんまり変わったから、驚いたんだべ」
暦
「そんな変わってます?メガネからコンタクトにしただけなのに…」
それが凄い変化なんだけどなぁ…メガネはレンズが分厚かったから、目元とか全然見えなかったし…
実際さっき…初めて鳴宮の素顔を見て、俺は胸が鳴ってた。
鳴宮って、綺麗な目してるんだな…瞳も大きいし、改めて見ると…
日向
「可愛い…」
菅原
「Σ‼︎」
驚いて横を見ると、日向がハッとしたように自分の口を押さえてた。
…心の中読まれたのかと思った…