第2章 親愛。信愛。
「わた、し、嫌われたかと思ったの
連絡だってくれないし、」
「な、それならマユミだって!
って、もういいよ。
俺たちまだつながってたんだから。」
ね、と俺はマユミを抱きしめた。
「うん!」
めずらしく子供っぽく泣いているマユミを
なだめるのは30分以上?かかった。
「ぐす、あかりさん、ごめん、な、さい
わたっし!」
「えぇー、いいよぉ。そんなにあやまらないでぇ」
二人ともよく泣くな。
「て、なんで兄貴まで泣いてんの?」
「幸せなんだよぉ!」
ばかだろ!!
「兄貴たちは、幸せになれよ!
俺たちもなるから。ね、マユミ?」
「え、えぇ///」
照れてる彼女を見るのは
何年もかかってる気がする。