第2章 親愛。信愛。
「マサトはマサトでずーっとずーっと悩んでたし!
それを好きだからってずっと支える私も私だけど!
やっと、私を見てくれるようになったかと思えば!?
なによ!ヒロトくんを悲しませてるってじゃない!
いいかげんにしなさいよ!?」
口が止まらねぇ…
「ちょ、あかりさん?」
「ヒロトくんもヒロトくんよ!
待つのがかっこいい!?えーそうですね!
連絡してフラれたら怖いもんね!
なにが待ってるよ!
それで二人が傷ついたら意味ないでしょ!?
幸せになれなきゃ、意味、な、いでしょぉ?」
気づけばあかりさんは泣いていた。
子供っぽく、泣いていた。
「あかりさん、ありがとう。
ごめん。俺うじうじしすぎた。」
「そぉよぉ!!」
鼻水出てるっての。笑