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*黒子のバスケ*

第20章 *告白


「…俺、そろそろ帰んなきゃー」
ムッくんが言った。
「え?日帰り?」
「ん、そう」
日帰りなのに、わざわざあたしに会いに…?
「空ちんのこと食べれなくて残念ー」
「…もうっ、なに言って…!」
「えへへー冗談だし」

あたしたちは駅に向かった。
「…なんか淋しいな…また会いたい」
「だねぇ…でも俺、休みの度に空ちんに会いに来るから」
「え…」

「だって空ちんのこと、おかしより大好きだからさ」

…え?
…大好き?
…おかしよりも?

「あ、もう電車くるわ」
「あっ…ちょっと待って…!」

そう言うと、ムッくんはあたしにキスをした。

「また連絡するねー!」
ムッくんは手を振りながら行ってしまった。

嘘でしょ…?
あたし、ムッくんにまで告白されたの…?
いつから…?
いつから好きなの…?

あたしは、しばらくそこに座り込んでいた。
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