第18章 *蒼井空 side緑間真太郎
俺は中1の頃から空が好きだった。
バスケ部に入ったのも、空を追いかけてだった。
俺は、3年間想い続けた。
そして俺は、告白すると決めた。
空が俺に勉強を教えてほしいと言ったとき、チャンスだと思った。
俺はその日に告白しようと決めていた。
しかし、告白するチャンスが掴めなかった。
帰り、俺が青峰の話をすると、空の様子がおかしくなった。
…告白されていた。
空は青峰に告白されていたのだ。
そして俺は、気持ちを押さえきれなくなって、告白してしまった。
納得のいかない告白の仕方に、空の返事。
そんなある日、スポーツ用品店で、青峰とふたりでいる空を見かけた。
このふたりは付き合っている。
…嘘だろう?
俺のこの想いは、どこに持っていけばいいのだ。
こんなに好きなのに…想っているのに…なぜわかってくれない?
俺のものになるんだ、空。
俺は諦めない。