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*黒子のバスケ*

第17章 *気まずい関係


あたしは青峰くんと付き合うことになった。
半ば強引だったけど、罰ゲームだからしょうがない。
それに…嫌じゃない自分がいる。

そして今日はデートに出かけた。
「どこ行く?」
「んーどこでもいいよ?青峰くんはどこ行きたい?」
すると青峰くんはしばらく考えて、
「バッシュ見に行きてー!」
と、言った。

そしてあたしたちは、スポーツ用品店巡りをした。
これってデートじゃない気がするけど…
青峰くんが楽しそうだからいっか。

そして、3軒目のスポーツ用品店に来ると、今あまり会いたくない人に出会ってしまった。
「真ちゃん…」
「空…」

"次会うとき…返事を聞かせてもらおう"

まさかこんなに早く再開するとは。
返事なんて考えてなかったし…
第一、あたしはもう付き合ってしまってる。

「なんで青峰と一緒なんだ?」
「えっと…それは」
「付き合ってるからに決まってんだろ」
えっ…!
青峰くん…!

真ちゃんの動きが止まった。
「…すまん。なにを言っているのだよ?」
「だからぁ、俺と空は付き合ってんだよ!」
「…ちょっと待て。それは一体どういうことなのだよ」
…どうしよう。
こんな怒ってる真ちゃん、初めて見る。

すると真ちゃんは、あたしの腕を掴んで店を出た。
後ろから青峰くんの声がしたけど、真ちゃんは構わずに走り続ける。
「し、真ちゃん…!」
「どういうつもりなのだよ」
真ちゃんは言った。
「なぜ俺が告白したのにも関わらず付き合う?」
「…っ、ごめん…なさい」
「俺は…ずっと好きだったのだよ?3年間も…ずっと…」
え…。
そんなに…あたしを…?

「俺のものになれ…」
「えっ…///」
「あんな奴とは別れるのだよ…今すぐに」
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