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*黒子のバスケ*

第13章 *緑間真太郎


ある日の部活帰り、
「もうすぐテストですね」
と、黒子くんが言った。

「わ、忘れてた………」
そうだった。
もうすぐテストだ。
あたしは、クラスでもかなり頭が悪い。

あたしは去年までは、真ちゃんに勉強を教えてもらっていた。
真ちゃんとは、キセキの世代のひとりの、緑間真太郎。
ちょっと変わってる人。
今年は忙しいかな…と思ったけど、結局真ちゃんに電話をした。

「とりあえず、うちに来い」
と、言われたので、お互いの部活が休みだった日に真ちゃんの家に行った。

「で、なにを教えてほしいのだよ?」
「んっと…全部っ★…えへへ」
「まったく…」
真ちゃんはため息をついた。

「じゃあ…保健の実技でも教えてやろうか…?」

「え…っ!?///」
保健の…実技…っ!?

「嘘に決まっているのだよ、バカめ」
「むぅっ…」
「教えてほしいのなら教えてやっても…いいのだがな」
「え?なに?」
真ちゃんは、小声でなにか言った。

そのあとあたしたちは、真面目に勉強をした。

「ありがと、真ちゃん!助かりましたっ」
「勉強なら任せるのだよ」
しばらくあたしたちは、外で立ち話をしていた。
「そういえば、今度青峰のとこと練習試合があるのだよ」
「へー青峰くんと………」
…!
あ、青峰くん…。///
やばっ、思い出しちゃう…昨日のこと…。
「どうした?」
「えっ!?ううん、なんでもないっ」
「顔が赤いのだよ」
そして、真ちゃんはあたしの顔をのぞきこんだ。
「わっ…!///」
「青峰に…告られでもしたか?」
「ふぇっ!?///」
あたしの声は裏返る。
見透かされてる…!?
「図星だな」
「…っ///」

「…気分が悪い、不愉快だ」

「えっ…?」
それって、どういうこと…?

「俺も言おうと思っていたのたがな…」

「え…真ちゃん…?」
「理解するのだよ!まったく…///」

真ちゃんの顔は真っ赤だ。

あたしは…またも告白されてしまったらしい。
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