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*黒子のバスケ*

第12章 *青峰家


「え…青峰くんの、家…?」
「今親いねぇし」
「へっ…!?」

まさか…ふたりきり!?
こんなにドキドキしてるの…あたしだけ…?
…今思えば、ひとりで青峰くんの家に行くのは初めてかもしれない。

「ま、テキトーに座ってろ」
青峰くんは飲み物を取りにいった。

「…」
「…」
どうしよう…なに話せばいいかわかんないよ…。
なんで青峰くんも黙ってるの…?

すると。

「きゃっ…!あ、青峰くんっ…!?」

青峰くんは、あたしを押し倒した。

「やだっ…離して…っ」
「女のおまえが、俺の力に敵うわけねぇじゃん」
青峰くんはにやりと笑った。
「…っ///」

「どーしよっか…?」
「どうする…って…」
「なにしよっか…?」
青峰くんはにやにやしている。
「離してよ…っ」
「あ?なんだよ、黄瀬がいいってか?」
え…。
黄瀬、くん…?
「おまえ、黄瀬のこと見すぎなんだよ。その罰」
「ち、ちがっ…」
「ま、いーや。今は黄瀬のことだけ考えてろよ」
え…どういうこと…?
「俺のことしか考えられなくしてやるからよ」

そして青峰くんは続けた。
「つまり、俺はおまえが好きだっつーことだ」

「え…!?///」
「ずっと…な」
ずっと…
あたしのことを…?

「ピンポーン」
「!?」
誰か来た…。
あたしは、ほっとした気持ちと、
少し残念な気持ちだった。

「よぉ青峰クン♪空になにやってんの?」
「蒼井さんと青峰くん、ふたりきり…ですか?」

「え!?火神くんに黒子くん!?」
来たのはこのふたりだった。

「ちっ…」
青峰くんは、残念そうに、顔を赤くして頭をかいていた。
そして、
「続きは今度な」
と、耳打ちした。

結局、また4人で遊んだ。

そして、あたしたちは帰っていった。
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