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*黒子のバスケ*

第7章 *最近のふたり


今日の部活帰り、あたし達はいつものハンバーガー屋さんに来ていた。

火神くんは、相変わらずたくさんのハンバーガーを食べ、黒子くんは、バニラシェイクを飲んでいる。

あたしも、お腹すいたなぁ…。
「あたしもなんか頼んでくるね」
あたしが席を立とうとすると、火神くんに腕を引っ張られた。

「俺の…やるよっ」
「えっ?でも…いいの?」
「いらねーんだったら食うなっ、俺が食うからっ…///」
なぜか、火神くんは顔が真っ赤になっていた。
「じゃあ…いただきますっ」
あたしは、もらったハンバーガーを食べた。
「!?それ、俺の食いかけだけど…っ!」
「へっ!?あ、ご、ごめんっ…!」
「いやっ、別にいいけどっ!むしろ、嬉しいっつーか…あ!なんでもねぇよっ!///」
火神くん…どうしたんだろ?
顔がさっきよりも真っ赤!

すると、今度は黒子くんが
「バニラシェイク、おごってあげますよ」
と、言った。
「いつもマネージャーの仕事頑張ってくれているので、おごります」
「え…いいの?」
「はい」
あたしは、黒子くんにバニラシェイクをおごってもらうことにした。

「おい、黒子~俺にも買えよ~」
すると、火神くんがニヤニヤしながら黒子くんにそう言った。
「自分で買ってください」
黒子くんは冷たく言い放ち、行ってしまった。

黒子くんどうしたんだろ?
いつもだったら買いに行くのに…。

そしてあたしたちは、しばらくしてからハンバーガー屋さんをあとにした。

それから…。
なぜか、あたしの傍にはいつも火神くんと黒子くんがいた。
何をするんでも必ずいた。

火神くんも黒子くんも、たくさん話しかけてくるようになったし、異常なほど優しい。

最近のふたりは…少し、おかしい。
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