• テキストサイズ

【ヘタリア】周波数0325【APH】

第36章 --.信号:符号間干渉


「――だから、頼りにしてるぜ」

「……はい!」



そんなやりとり、だったろうか。

気づけば、こうして自分の部屋に戻ってきていた。

てっきりもう一度ゴーストタウンへ行って、なにか事態を進展させてから戻る――そう考えていたが。

「今回の戻るトリガーってなんだったの……?」

考えつつ、部屋のカーテンを少しあける。

外はトリップ前と同様、夜だった。

時計を見ると、日付は同じで、時刻も20時59分とあまり変わりない気がする。
(正確な時刻は覚えてない)

つまり、向こうに約1週間いたが、こちらでは1日も経っていなかった。

相変わらずわけがわからない。

「一体どういう法則で――」

『ニュースナインです』

テレビから、アナウンサーの声が流れた。

21:00という表示が画面に現れる。

そういえばつけっぱなしだったっけ……





「……――あれ?」

小さな違和感――デジャヴが、頭に引っかかった。
/ 378ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp