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ニエと弔猿

第1章 設定とプロローグ


『そんなにここが嫌なら出て行きな!!』

『まぁーた、あんたは!気味の悪いことばかり言って!!』

『親のいないお前を情けで引き取ってやったってぇーのに…とんだ疫病神だ!』

‘‘お前など消えてしまえばいい”

両親が物心つく前に亡くなった。顔も覚えていない…そんな私を最初は情けで、哀れんで引き取る親戚達は私の言葉や行動を気味が悪いと、結局たらい回しにしてきた


辛辣な言葉を浴びせられる日々。


人間の目は必要ないものは見えないようにできている。
全く便利なものだ…。だから分からない。理解できない


私の見る世界も…







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