第4章 おとうとびお 睡眠*
「おい、起きろ。」
「:…んぅ…あと五分…寝たぃ…」
今現在時刻、6:30。
姉は爆睡中。
いや、ヤバイだろ流石に…。
「起きろっ!」
半ば強引に布団を剥ぎ取る。
「寒い!なに飛雄!一緒に寝たいのか?」
「馬鹿野郎ちげーよ!」
「えぇ?じゃあ何でお姉さまの部屋にいるの?」
「姉ちゃんが起こせ、って言ったんだろうが。」
俺の言葉にハッとした様子で手を打つこいつ。
…ちょっと殴っていいか←
「そうそう、飛雄に買い物付き合わせよーと思ってたんだよね。」
「はぁ!?」
「荷物持ちね。あ、付き合ってくれたらカレー奢るよ?」
こんな言葉にいとも簡単に従ってしまう。
「…あー、わかった。で、何でこんな早く起こさせてんだよ。」
「ん?何と無く!飛雄ちゃんと起こしてくれるかなーって。」
…やっぱこいつ殴りてぇ。