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危険なルームシェア

第1章 プロローグ



朝、窓を開けると、珍しく雪が降っていた。


次の春がきたら、私もとうとうこの高校を卒業する。


私が6歳の時、10歳離れているお兄ちゃんがとっても大人にみえて、私もいつかお兄ちゃんみたいに大人になりたい、と

何度も言っていたことを思い出す。


でも、実際高校生になってみたら

案外子供なんだな、と思う。

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