第19章 * 朝 *
なんか最近よく眠くなるなあ…
「赤司君…」
…私は無意識のうちに彼の名前を呼んでいた
" コン コン "
「はい」
(赤)「香奈?」
「どうぞ」
赤司君が部屋に入ってきた
「どうしたの…?」
「なにか理由がなければ
来てはいけないのか?」
「ううん…」
「隣いいか?」
「…ん?赤司君さっきお風呂入った?」
「ああ、入ったよ」
「ふふっ、だからか。いい匂いがする」
……落ち着く
" ギュッ "
「どうしたの?」
「ああ、つい抱き締めたくなってね」
「なにそれ」
慕われてるのは純粋に嬉しいけど。
「ああ、そうだ。ご飯呼びに来たんだ」
「ご飯食べたくない」
「食よくないのか?」
「ううん。お腹好いてない」
「……。」
" コン コン "
" ガチャ "
「香奈? またお腹好いてないって
言ってご飯食べない気でしょ~…」
「…」
バレた
「ほら、行こっ」
「うん…」
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
《 いただきます 》
そう言って皆食べ始める
…ん~、今日は唐揚げか
「ってこらー!!」
!?
「…なに理彩」
「なにじゃない!なんで唐揚げ
避けて食べてるの?」
「…だって…」
そう、私は一つ食べて
後は皿の隅に避けて他のものを食べてる
(笠)「肉嫌いなのか?」
「そういう訳じゃないんですけど…」
「香奈は余りお肉食べないんです
お肉より野菜なので。 食べなさすぎて
下手すれば3週間食べないこともあります」
「魚食べてるから大丈夫だもん」
(相)「ちゃんと食べた方がいいわよ?」
「……」
私は目を反らす
「…唐揚げ後2つ食べるまで
ご飯終わっちゃだめだよ」
「……だめ?」
「だめ!」
理彩にそう言われては仕方ない。
仕方なく食べることにした
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
食事が終わったところで、私は口を開く
「あの… 明日午後からストバスしない?」
(宮)「お?あれか?」
「はい 結局ストバス一回もしてないので。
明日私昼過ぎに終わるからその後しよ!
ついでに近くに山があるからケイドロも」
(相)「いいわね!楽しそう!」