第1章 彼等がやって来た
「なにこれ?どっきり?」
「さあ?」
私は理彩と顔を見合わせた。
普通に考えられない
アニメキャラが "三次元"にいるなんて
誰だって夢だって思いたいでしょ?
だから私はもう一眠りすることにした
"ガシッ"
「何寝ようとしてるの?」
「いや、だって夢かも知れないんだよ?」
「もし幻覚だったらどうすんの?」
「さあ…?」
と、忘れてた この世界に相応しくない
人物がいたんだった
その人物達は私達を不審な目で見ていた
「あの…」
その声は… どこにいるの?
「後ろです」
「うわっ!」
「っ!」
私達はびっくりして後ろに一歩下がった
…気づいたとしても体は反応する
「なっ、何?幽霊!?」
「僕は幽霊なんかじゃありません。」
「そ、そう」
理彩… それはいくらなんでも言い過ぎ
「ここはどこなんだ?」
今度は赤髪の人が話しかけてくる
「俺達のいたところとは全く別の所だが…」
「確かに~、誰かの家みたいだけど?」
?…よくみたら "キセキ+相棒組"の数人がいる
大人数で逆トリですか…
「あの」
私の言葉に皆が振り向く
「お前は…?」
「初めまして野塚香奈と言います
実は…私達もどういう状況なのか
把握しきれてないんですよ」
「…ここはどこなのだよ?」
「それは状況を整理しながら説明します
その前に自己紹介しませんか?」
「…そうだな」
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「先程も自己紹介しましたが…
初めまして野塚香奈と申します」
「西野理彩です…」
「誠凛高校2年 火神大我だ」
「同じく誠凛高校2年 黒子テツヤです」
「秀徳高校2年 緑間真太郎なのだよ」
「同じく秀徳高校2年 高尾和成でっす!」
「宮地清志だ」
「海常高校2年 黄瀬涼太ッス」
「…笠松幸男」
「陽泉高校2年 紫原敦」
「洛山高校2年 赤司征十郎」
…ここにいるのは
この9人で間違い無さそうだね